この1週間
先週、総会が行われた。
驚いたのは懇親会出席率で、7割を超えている!
↑この後ビールが飲めるぞ、などというよこしまな気配は微塵も見せず、報告に聞き入る出席者たち。
それから、1週間、いろいろあった。
松園観察会で、昔の講師と子どもたちが集結。
お、犯人が潜んでいる!
正体を調べるためにお持ち帰り。
しかし、何よりの出来事はあのヘン顔のモクメシャチホコ が蛹になったこと!
土の中で蛹化するなんて話もあって、動揺した。
ジュンク立ち読みで調べたところによると、樹上、地上で蛹化とあった。
が、羽化するのは来春とのこと。
それまで無事生き延びさせることが出来るか、自信がない・・・。
オロオロしている。
来春まで?
ツノ
以前、ある観察会で、講師の方がツノトンボについて熱く語っていた。
見せていただいた写真は確かに可愛かったが、正直そこまでの魅力がわからなかった。
その実物に先日出会うことができた。
な、な、なんとプリティーな!
草の縁に、羽を下向きに閉じて停まっていた。
つかまえようとすると飛び立つが、地面に落ちてじたばたしている。
大きな黒い目と、こん棒型の触覚。
近頃、虫の好みに細かい自分に気づいていたが、これはかなり琴線に触れた。
でも、この触覚が「ツノ」?
我が家のエゾヨツメ
が昨日最終齢に変身した。
おまえ、「ツノ」どこにやった?
とってつけたようですが、今日、総会 です。
まだ資料の印刷も終わっていないのに、こんな書き込みしています。
総会に先立って、記念講演会がおこなわれます。
これは、会員以外のかたも大歓迎です。
みなさまのお越しをお待ちしております。
追悼
実家の飼い猫が死んだ。
17年間生活を共にした母は毎日泣き暮らしているらしい。
自分も飼い猫を亡くしたとき、3ヶ月泣き暮らしたので、慰められない。
(3ヶ月目に別な猫を拾ってきて、復活した。)
我が家のウスタビガ も1匹死んだ。
さすがに泣くほどではないが、やはり悲しい。
猫の後追い? まさかね。
以前、エゾヨツメ がウスタビガのお尻に食いついているのを目撃した。
まあ、どいつもこいつも同じ新緑色なので、餌の葉っぱと間違えることもあろう。
ウスタビ君はイヤイヤしていたが、あれが原因だったろうか。
鳥葬にした。
別なケースで飼っているナカグロモクメシャチホコ と決めてみた幼虫が様変わりしている。
背中の黒い部分がなくなった。
結構大きいし、別な種類かとも思っている。
ステキな猫耳は消えて、鼻デカ奇妙顔になっちゃった!
カレハガ
ソメイヨシノの幹に、何か付いていた。
近寄ってよく見ると、どうやら幼虫らしい。
それにしてもデカイ!
全長10cm、幅3cmほどある。
ヒメジョオンの花はサイズの参考に置いてみたもの。
何かに似ている。
隣のみーちゃん。
平べったくて太いところがそっくりだ。
怒ると爪を出す。
カレハガはつついたら怒って(か?)背中に2条の黒い毛が立った。
カレハガって、大食いで食草を枯らすほどだから「枯葉蛾」?
それとも、成虫 が枯葉に似ているから「枯葉蛾」?
ツマグロフトメイガ羽化
昨朝、ふと飼育ケースに目をやると、繭だったツマグロフトメイガ が羽化している!
わずか1cmほどしかないのに、なんとシックな色合いだ。
写真を撮っていたら、飛んで行っちゃた。
それって、家の中で一生を終える?
あんな、ステキなハンモックを作って、やっと羽化したのに。
うう、なんて罪深いことをしたんだ。
と思って、クヨクヨしながら壁を見たら、彼が貼り付いているではないか!
今朝、無事羽化したもう一匹と共に、近くのコナラ林で逃がした。
ふう、これで天罰をクリアした。
実は、先日撮影したオトシブミ、同じく家の中で逃亡し、まだ見つかっていない。
やはり私は罪深い。
神よ、お慈悲を!
会長ブログ再開
岩手県も梅雨入りした。
梅雨前に秋田駒登山をした。
今年は雪渓が小さく、阿弥陀池も水が少ない。
高山植物たちも心なしか住みづらそうだった。
稜線ではタカネスミレが咲き始めだ。
火山灰吹きっさらしの中で生活する彼らに脱帽。
ところで、岩泉は昨日31.5度だったそうだ。
会長の岩泉借家暮らし凄惨越冬記はジャンプして夏に突入。
いつの間にかブログ が再開していたよ。
7月5日の総会のお知らせが載っているので、見てやって頂戴。
地震
土曜の地震で、高知や前橋の友人などから「無事?」と問い合わせをもらった。
実は、犬の散歩中で、揺れに全く気づかなかった。
東京ですら揺れたそうで、「ありえん!」と言われた・・。
それにしても、被災地の崩落のすさまじさには息を呑む。
この辺りは先週、栗駒山の湿原に行くため通ったばかりだ。
初夏に近い新緑が目にしみたところだった。
亡くなられた方には心よりご冥福をお祈りし、怪我をされた方の回復をお祈りします。
また、被害にあわれた地域の一日も早い復興を願っています。
そんなときに、虫なんかひねくっているのは、いささか肩身が狭いのだが。
前回正体不明だった5本角の↓こいつは
どうやら、エゾヨツメというらしい。
以前からいるヒメヤママユ↓、ウスタビガ、と3種のヤママユ科がそろっている訳だ。
これは、なかなか世話が大変だが、全く手のかからないのもいる。
↓オトシブミ(種類は不明)は拾った揺籃をケースにいれておくだけで、ある日こんなに楽しいフォルムの彼が出現する。
蛾の幼虫たち
ただ今、我が家の幼虫それぞれに成長中。
オトシブミは揺りかごの中で勝手に。
テントウムシはアブラムシを食べながら。
中でも楽しいのが蛾の幼虫たちだ。
ツマグロフトメイガ はハンモックを半サイズに切って中に居る。
蛹になっているはず。
こいつ↓はいつの間にか出現し、すくすく育っている。
調べたけど正体不明だ。
角がステキ。(見えないけど顔にもう2本、計5本ある。)
時々蓋にしている網に引っかかるのが欠点だけど。
ヤナギの葉についていた。
角かと思ったら、しっぽらしい。
気持ちが落ち着くと「グー!」(エドはるみ状で)にもなる。
ナカグロモクメシャチホコというらしい。
前足のツートンカラーと、ネコ型の耳にも注目して欲しい。
5月始めに孵化したウスタビガ は、もう4cmほどにもなった。
まあまあ、あんなに小さかった子が、こんなに立派になって。
真っ黒な姿が、ポイって一皮むくごとに黄緑入りになり、全身黄緑になり、そして水色点々入りになり。
そんな変身を見るたびに思わず「おー!」と一人声を出してしまう。
この幼虫を触るとキーキー鳴く、という噂を確かめたい。
まだ、その声を聞いたことがない。
友人からは「触りすぎるな!」と厳しく言われている。
ま、最後の大変身で蛾になるまで、大事に育てていこう。