木質バイオマス日誌 -6ページ目

ろーと口

家人の顎がずれているらしい。

食事中もしきりと顎をさすっている。

大物、堅物は食べることができない。

メニューは茶碗蒸し、とろろ、納豆、豆腐・・・。


さて、某観察会でシリアゲムシを見た。

♂のお尻があがっていて、ちょっとサソリ。

で、英名スコーピオンフライっていうんだそうな。

お尻も魅力的だが、口を見て笑った。

なんだこのろーと口は!

熟した果実や、芋虫などグチュグチュ系を食べるという。

それって、我が家と同じ献立?

芋虫を吸っている現場を見たが、ちょっと恍惚としていた。

小龍包の肉汁をすすっている人とだぶっちゃったよ。


観察会のお知らせ など

明日は松園の観察会の日です。

今回のターゲットはカブトムシ。

現在はムッチムチの幼虫状態です。

お近くの方はぜひ!
チラシ


更新がおろそかで、ネタがどんどん古くなっている。

以下、2枚はマクロに強い友人の写真。

↓ウスバサイシンの葉っぱをめくると、
ヒメギフ産卵
おおー、卵が!


↓こちらにも。
ヒメギフ孵化

ん?何故色が違う?

拡大してよーく見ると、ななんと、幼虫が出るところではありませんか!


この幼虫たちが、あまたの試練と酷寒の冬を乗り越えて、成虫になるのはほぼ奇跡だと思う。

そうやって、また次の世代に引き継ごうとする美しいヒメギフチョウ。
ヒメギフ親

今年もイタヤハマキチョッキリ

はあ、昨年夏のままの事務局長、今年冬のままの会長のブログ更新固まり病が染っちまったよ。


前回のチョッキリ君は「ドロハマキチョッキリ」と勝手に決めた。

根拠はお馴染みイッカク通信http://ikkaku24.exblog.jp/7973322/

我が家あたりの彼女はまじりっ毛なしのメタリックグリーンでステキ。


さて、寒い朝、手すりの上で固まっていたのはオオゾウムシ君。

なんて長い前足!

この写真はいつになくピントがあっていて、体表のゴツゴツにはちょびちょび毛が生えているのがわかる。
ゾウムシ


そして、今年もイタヤハマキチョッキリ君が作業をしているのに出会えた。
イタヤハマキチョッキリ

出だしの、枝を切るところから見ることができ、その伐採術が優れていることを知った。

しかし、葉っぱをまとめるのには無駄な(としか思えない)動きが多い。

登ったり、降りたり・・・・。

そして、やおら葉っぱを集めて束ねるのだが、どうしてくっつくかが、目をこらしてみてもわからなかった。

作業が終わると、飛んでいく。

その後の彼女はどうなるんだろう?


今、せっせと揺籃集めをしている。

今日ゲットしたのはツリバナについたままの揺籃。

何が出てくるか楽しみだ。

昨年との差

今年の季節の進み方は異常に早い。

とは感じていたが、本当にそうか?

昨年の写真と比べてみた。

↓平成19年5月8日
去年
↓平成20年5月7日
今年
違いすぎだーーーー!


昨年5月24日に観察したイタヤハマキチョッキリ 、今年はもう仕事をしている。
チョッキリ
ただし、作っていたのはエゾエノキの葉。

顔立ちも違うし、別なチョッキリのようだ。

横顔

木質バイオマスな日

近頃虫ブログになっていたことに気づき、研究会事務局の本分をまっとうすべく記事を書く。

5月5日こどもの日、外山森林公園に5家族が集結した。

目的は木質バイオマスの休日的利用、平ったく申せばピザとバーベキューとジンギスカンの昼餉。

年齢層は、一桁3名、10代1名、20代1名、30代4名、40台2名、50代3名の計14名。

世代間交流?

30代以上9名はそれぞれ各部門の林業関係者(研究者、教育者、技術者、その他)。


研究会の公開講座では薪を使用したが、今回はもう少しお手軽に木炭を使う。

炭をおこす基本は、あおぐ!
あおぐ3


あおぐ!!
あおぐ2


あおぐ!!!
あおぐ1


なぜか食べている写真はひとつもなく、撤収の写真。

最後

ジンギスカン鍋の縁に張り付いたモヤシかすを集める研究者と技術者。


満腹の木質バイオマスな日でした。


全く関係ないけど、参加者の内10代と20代の各1名は我が家の3、4女である。

この二人は林業と関係なく、海関係。


のぞく
↑ただ今、クラゲのサンプリング中。


観察園の虫たち

このシーズン、わんわんの散歩はやたら時間がかかる。

足元を見て、木の葉の裏を見て、鳥の声に耳をすまして・・・。

で、今朝は観察園の中でお馴染みさんに出会い、幸せな気持ちになった。

ハシバミの葉裏にオトシブミ。
オトシブミ

揺籃をつくっていないときは、結構シャイで、視線を感じると飛んでいくか、落下するか。

シルエット状写真しか撮れない。


オオムラサキ幼虫も元気にエゾエノキの葉をかじる。
オオムラサキ


そして、これは何?

目鼻がないのに、葉っぱを食べている。

体の表面はぶつぶつで、丁寧に見るとかなりエグイ。
ツマグロフトメイガ

図鑑で調べてアタリをつけ、更にネットで検索したら愛読のイッカク通信に載っていた。

更に、夜もう一度検索すると、なんと、今日アップしてあるのがこいつではないか!

http://ikkaku24.exblog.jp/

「ツマグロフトメイガ」

目鼻がないのも当然で、これはフンでつくった殻だという。

しかし、この色調の変化はなんだろう。

首もとの分までは黒っぽい餌をとって、黒っぽいフンをし、黒い襟を仕上げる?

その下、足元までは薄茶のフンでつくっている。

うーむ、こだわりの意味がわからん。


虫たち出現

28日に出かけたところでは雹に会い、寒さで震え上がった。

が、その翌日から、まさに初夏の様相である。

今日の最高気温は27度だって。

岩手県、一歩山に入ればどこも花盛り。

浄法寺稲村山 キクザキイチゲ群落


生きものたちも慌てて出現はじめた。

(この後の画像は、虫を嫌いな方には耐えられないかも。)

フユシャク卵爆発跡。
フユシャク卵

同じく、オビカレハ卵も爆発後。
オビカレハ卵

そして、マイマイガ卵。幼虫付き。
マイマイガ幼虫

我が家のウスタビガも生まれて、せっせと新芽を採ってきては、ちゃんと食べているか覗いている。

ほとんどはじめての子どもを授かった新米パパの気持ちだ。
ウスタビガ幼虫

やっと雨降り

昨日の暑さは何だった?

そして、一転今日は久しぶりの雨降りで気温も低め。

人間は服を調整したり、暖房つけたりできるけど、自然界の生物たちは大混乱だろう。

木は暖かいと「もうそんな季節なの?」と葉を広げる。

が、虫たちはそれに即応という訳にはいかない。

卵から出た幼虫が、「今年の葉っぱ、育ちすぎ。堅くてまずい!」と文句を言いそうだ。


四十四田歩道手すりでシャクリムシが枝のふりをしていた。

(義木から出た枝、というのは悲しい姿だ。)

まだ孵化していない卵もあるのに、こいつはすでに3センチくらいもある。

おそらく気温適応力のすぐれた個体。

シャクトリムシ

今まであまり興味をもたなかったが、フユシャク♀で楽しませていただいたため、親しみがわく。

が、同定はできなかった。

このサイト 、膨大です。


夕方には3高ボート部の姿をシルエットで見ることができた。

ボート部

艇庫が焼失してからしばらく御所湖で練習していたが、復帰したらしい。

結構スピードがあって、もっと左にいるときにシャッターを切るつもりが、間に合わなかった。


観察園にシロバナエンレイソウが咲く。
シロバナエンレイソウ


この白鳥は観察園に10日位滞在したらしい。

白鳥
ちょっと心配な個体。

ちょっとひどすぎる画像。


春の花の代表なのに相変わらず区別ができないスミレ、サクラ。

↓これは、じっくり見て、「カスミザクラ」ということに決定!(自分の中で。)

カスミザクラ


告白

先週、ようやく入金になった娘の学資保険満期受け取りをおこなった。

様々な書類を提出し、2週間待って、更に「通知が行きます。」っていう話だったのに音沙汰なく振り込みがあった。

いやはや自分でこつこと18年も積み立てたものだっていうのに、まるで、郵便局から押し頂く風体だ。

で、そのまま学費に化けるそのお金で一瞬財布が豊かだったとき、たまたまPCデポに行く用事があった。

以前から狙っていたデジカメが、展示品限りの大安売りしているではないか。

元値の約半額。

ふらふら買ってしまいました。

これで、撮影したものに、レンズ中にひそむ猫毛が写りません。

(前回のフユシャク♂画像は猫毛がはっきりくっきり。)


まだ使えない訳でないカメラに引導を渡したことに後ろめたさを覚えつつ、新カメラ試し撮りに一関へ出かけた。


望遠どうだ?

ヒオドシチョウ。

ヒオドシチョウ

中景は?

スプリングエフェメラルの花々と真湯の巨木。
真湯の春2

真湯の春

そして、近景は?
堅い殻を破って発芽するトチ。
トチの発芽


結論。 価格程度の内容。

駄目なものは駄目。

苦手は苦手。

撮影者の腕にも大きな問題あり。

ま、大事にしましょう。

フユシャク終了・・ らしい

昨日の最高気温は23度だって!

県庁に行ったら、石割桜見学の大型バスで大賑わいだった。

(期間中、県庁駐車場は観光バスにスペースを提供している。ま、お隣さんですからね。)

松園の桜も咲き始め、私の大好きなイタヤカエデは今が見頃だ。

今、昨年のデータを見たら、約1週間早い。

それに、このイタヤカエデ、急速に枯れていて、残るは半数以下という状態だ。

街中の空気は合わないんでしょうね。


これまでの1ヶ月ほどはフユシャク♀で楽しませてもらった。

で、思ったんだけど、もしかして数種類いる?

↓ノーマルタイプ

フユシャク4
↓これは上と同じ?
フユシャク3
↓とんがり顔タイプ
フユシャク2

↓小羽タイプ

フユシャク1

こいつらの名前が知りたいと本を探したが、絶版になっていて元値2100円がレア価格18900円になっていたーー!

http://www.amazon.co.jp/gp/offer-listing/4806722588/ref=sr_1_olp_1?ie=UTF8&s=gateway&qid=1208479571&sr=8-1

手が出ない・・。


同じ場所に子どもさんも出現。
シャクトリムシ

卵もある。
フユシャク卵

そして、以前に見たのと違う旦那さんも発見。
フユシャク♂

調べたけど、種類は同定できなかった。