木質バイオマス日誌 -2ページ目

新年度開始

砂浜でカニをかまっていた岩手出身有名人ほど神経は細くないが、それでも浮世にはいろいろありまして・・。

ちょっとダウンな気分でエノエゾキの根元にしゃがむ。

葉っぱを1枚めくり、もう1枚めくり。

3枚めくったところで
木質バイオマス日誌-オオムラサキ

ひゃっほーい!

オオムラサキ君、無事冬越し。

たちまち気分アップ


花巻東頑張ってね。

フユシャクしつこくもっと

先週は寒の戻りで、雪は降るし氷は張るし・・・。

毎年のことといえども、春間近気分になってからの寒さは身に沁みる。


今日はお日様が出ていたので、フクジュソウも大喜び。

木質バイオマス日誌-フクジュソウ

虫も憩う。
木質バイオマス日誌-虫付きフクジュソウ
ものの本によると、フクジュソウは蜜がないそうで、花粉と、この「ピッカリあでやか」だけで虫を誘うとか。

「見た目より絶対食べ物」派の私はアブ以下か。


さて、またしてもフユシャク街道へ。

木質バイオマス日誌-ループカーペット

この卵、何かに似ていると思ったら、我が家の安物ループカーペット。

が、今日、産んだ直後らしい個体を見つけて、驚いた。
木質バイオマス日誌-産卵フユシャク
腹毛をまぶしていない卵の美しいこと!

あのチヤホヤされているヒメギフチョウのそれと 、まごうばかりだった。

フユシャクもっと

土曜日に出会ったフユシャク♀に味をしめ、昨日、今日とフユシャク街道と名付けたそこに日参する。

いるわ、いるわ。

おそらく2種類が、全部で10匹以上の賑わいだ。

フユシャクのサイト を見つけたことと、♂も同席していたため、無謀にも同定を試みる。

クロテンフユシャク   らしい。

木質バイオマス日誌-クロテンフユシャク♀

羽裾のフリンジに注目!  おしゃれ?


奥様のこの姿はコーリングポーズというのだそうな。

木質バイオマス日誌-クロテンフユシャク

いわゆる、フェロモン撒き散らし、砕いて申せばお色気芬々ってやつ?


が、もう1種はなんだかわからなかった。

木質バイオマス日誌-フユシャクメス

このちび羽が愛らしい。


おそらく、これが旦那。

木質バイオマス日誌-フユシャク♂


さて、近くをウロウロしていたミノムシがいる。

蓑は全長1cmに満たないサイズで、かなりきっちりした紡錘形だ。

木質バイオマス日誌-ミノムシ


近くにいたこれってもしかして奥様?
木質バイオマス日誌-ミノムシ


いやあ、恋の季節です。









春探し

今朝は久しぶりの晴天。

岩手山もよく見えている。

もう残雪模様の鷲が飛んでいるよ。

木質バイオマス日誌-岩手山

昨日の予定通り、松園へフユシャクさがしに行く。



いた!
木質バイオマス日誌-フユシャク
こいつって、腹毛を卵に塗って保護するそうだ。

こんなにたくさん産んじゃったら、腹毛が足りなくならないか?

まあ、腹は1周あるけど、卵は表面だけだからなんとかなるのか。


ハンノキも開花。

地味。

木質バイオマス日誌-ハンノキ

同じく地味なハシバミ♀花。
木質バイオマス日誌-ハシバミ

触ったら固まったクマケムシ。
木質バイオマス日誌-クマケムシ


池からあふれそうなくらい大量のヤマアカガエル卵。
木質バイオマス日誌-ヤマアカガエル卵


春が来たよ。

送別会

昨晩はバイオマス研究会の送別会だった。

県職の前担当と現担当の方が、それぞれ久慈と青森に立つ。

無能な事務局員としては本当に頼りにしていたし、お世話になった。

感謝。

帰りに岩手大の構内を通ったら、暗い中、前をガマカエルが横断していった。

お、早いね。もう冬眠明けか。

昨年の今日の写真。

木質バイオマス日誌-フユシャクメス

そうか、フユシャクメスが卵を産んでいるころだ。

明日見に行こう!



なぎさ水族館

所用で山口県周防大島まで出かけた。

仙台から名古屋までフェリーで約22時間。

名古屋から車で約10時間。

島へは橋で渡ることができる。

その頃から天気は大荒れで、暗闇の大雨の中を走る。

疲れてきて、同乗の娘との会話がけんか腰になったころ宿に着いた。


翌朝、宿の窓から外を見る。

昨日の天気が少し残ってどんよりしているが、瀬戸内らしい静かな海だ。

木質バイオマス日誌-周防大島


この島に、「なぎさ水族館」という、日本一小さな水族館がある。
木質バイオマス日誌-nagisa

右側の青い屋根の下が展示室で、左側の1階が全面タッチプール。

展示室は手入れが行き届き、解説も丁寧だ。

ミズクラゲは成体だけでなく、エフィラ、ポリープ、とすべての過程がそれぞれの水槽に展示されていた。
木質バイオマス日誌-ミズクラゲ

タッチプールの規模は半端じゃない。

ヒトデやナマコがいるのは一般的だが、
木質バイオマス日誌-タッチプール1
奥のほうには何やら30cmほどの魚が群れで泳ぎ、手前の平たいのはエイ。
木質バイオマス日誌-タッチプール2
その他、2mほどのサメ(ドチザメ?)や頭が水深に収まらないコブダイなんてのも泳いでいる。

これら全てをさわることができる!


展示物は地元にこだわり(何故かクリオネもいるけど)、地域の人に親しまれる水族館がコンセプトらしい。

やるじゃん、なぎさ水族館。


高松の池

昨日今日と暖房いらずのぽかぽか陽気である。

庭の雪もだいぶ溶けた。

そうなると今度は目立つ雑草たち。


そういう現実からは目をそむけて、久しぶりに高松の池に行ってみた。

前回全面結氷だったのがウソのような春の日差しの中、いつになく近くでミコアイサが泳ぐ。

(近い割に写真が悪い・・。)

この柄は神様の造詣の妙というか・・。
木質バイオマス日誌-ミコアイサ


もっと悪い写真なのであまり出したくないけど、正面顔はこれ↓
木質バイオマス日誌-ミコアイサ正面

ヘン。


お客様に一番人気はキンクロハジロだった。

木質バイオマス日誌-キンクロ

「あいや、あの黒いの、かわいいごった。

あだま、はねでる!」と言われていた。

ちなみに「はねでる」は「跳ねてる。」であって、「羽出る。」ではない。

後者でも通じるか。

私もキンクロ君大好きです。


今年は餌やり自粛で、気のせいかハクチョウの様子が恨みがましい。

これは北上川で撮ったハクチョウ↓

木質バイオマス日誌-ハクチョウ眼見
結構遠かったが、いわゆる眼見状態で静かに(だけどハイスピードで)近づいてくる。

怖い。


高松の池のハクチョウは、縁を歩くと同じペースで移動する。

測ったら、人間の左右計2歩が、ハクチョウの片足一かきだった。

あのでかい黒い水かき、効率がよろしい。


事件の後

2日後完食。
木質バイオマス日誌-大根
さすが凍み大根には手(口)を出さないみたい。

事件  赤い謎

今朝、窓の外を見たら、ウッドデッキの上に何か点々と落ちている。
木質バイオマス日誌-トウガラシ種

これって   唐辛子の種!

で、吊るしておいた唐辛子本体は

木質バイオマス日誌-トウガラシ
誰かに食べられている!

近くにはすでに消化器官を通過したらしき残骸も。
木質バイオマス日誌-フン
あの食べ跡から判断するに、嘴を持つ生物が犯人らしい。

悪食の昆虫の話は聞くが、鳥がこんなものを食べるとは。


今頃口から火を吹いているかもしれない。

続木質バイオマス普及のためのパネル

結局先週はかなりの部分、「パネル活用しませんか?」に時間を費やしたような気がする。

某役場。

「どうのこうので・・・・・いかがでしょうか?」

「担当がいません。」

(この声、3回電話して、3回同じ人が出た。小心者がおびえるキツイ声でした。)

「いつでしたらいらっしゃいますか?」

「さあ、明日はいないし、明後日はわからないし。明後日の朝8時半ならいるはずです。」

「ではその頃にあらためてお電話させていただきます。」


研究会は200名弱の会員の会費で運営されている。

個人会員年間2000円、団体会員年間5000円。

つまり年間予算は純粋には50万円程度である。

事務局予算は推して知るべし。

朝8時半から仕事しちゃったら、いくら単価安くたって予算が不足する。


でも仕方がないから8時35分、某役場に携帯から電話した。

この時間、わんわんのお散歩タイムである。

いつものキツイ声がが出て、担当に代わる刹那、犬が朝のうんこを始めた。

2本の手に、リード、携帯、 ビニール袋。

リードとビニール袋を優先した結果、携帯が耳から離れる。

作業を数秒で済ませて、携帯に戻ると、

「いりませんから。」

それ以上お薦めする気力もなく、

「承知しました。ありがとうございました。」と電話を切る。


さて、その後、携帯の留守録が満タンであることに気づく。

再生したら

「いりませんから。」

「いりませんから。」

満タンでその言葉が入っていた。

どうやら作業のとき、誤って録音ボタンを押してしまったらしい。


もう、パネルの活用願いはやめました。


原因の一助を担った彼↓

木質バイオマス日誌-ブナ